2007年5月30日水曜日
20070530読もう7
「いつかは[U]こんなこと[/U]になってしまうんじゃないかと思っていた。だからあれほど彼に注意したほうがいいと言ったんだ。」父の言葉に私は返す言葉がなかった。高校時代からの友人である彼の顔の広さと実行力、そして発想の独自性を尊敬しきっていた私が、彼と共同で会社を経営すると父に話したとき、確かに父は強く反対した。父は彼の生き方にはどこか強引で危ないところがあるし、彼の性格もちょっと信頼できないと言い、その根拠として昔父が彼に貸した本を彼が他人に又貸しし、結局紛失してしまったときの彼の対応の仕方を指摘したのだが、私はそんな昔の小さなことで彼を今も悪く言う父の方が心が狭いと非難したのだった。強気で拡大し過ぎた新会社の経営が破綻したと知ったとたん、彼は行き先も告げず夜逃げしてしまい、私は今彼の残した巨額の借金まで一人で抱える身となってしまった。* 又貸し:人から借りたものを別の人に貸すこと。* 破綻する:行き詰る、だめになる。* 夜逃げ:だれにも知られないように夜引越してしまうこと。 問:「こんなこと」とはどんなことか。 1. 私が彼の社交性と実行力と独創力に魅せられてしまったこと。 2. 私が父の反対を押して彼と共同で会社の経営を始めたこと。 3. 彼が強引に事業の手を広げたこと。 4. 私が彼に裏切られて一人で借金を抱えてしまったこと。 正解:4
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