2007年5月30日水曜日

20070530読もう

わたしももう48歳で「お若いですね」とお世辞を言われるような年頃になった。……そのようなことを言われはじめるのは、人々にわたしが老人と見られはじめたということに過ぎないからである。 それは、自分が自分を見る場合にも言えることで、……。……たいていの老人は自分は実際の年齢より……若いと信じている。 たしかに老化の進み具合は人によって異なり、年齢の進み具合と必ずしも一致しないが、ほとんどの老人が実際の年齢より若いということは論理的におかしな話で、それなら実際の年齢どおりに老けている老人の方が例外だということになってしまう。[U]そんな馬鹿なこと[/U]はない。                             (岸田秀「不惑の雑考」) 問:「こんな馬鹿なこと」とは、どのようなことか 1. 老化の進み具合は人によって異なること 2. 精神的にも肉体的にも自分は若いと信じていること 3. 実際の年齢どおりに老けている老人が例外になること 4. 年をとると、「若いですね」とお世辞を言われること 正解:3

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