2007年5月30日水曜日

20070530読もう2

死体ははたしてだれのものか。 むろん常識的には、死体は遺族のものである。 しかし、ちょっとご想像いただくとわかるはずだが、遺族というのは、しばしば単数ではない。遺産相続のばあいなら、子供にはずべて、平等の権利があるはずである。「ヴェニス商人」ではないが、それなら肉何ポンド分の権利が、それぞれの子供にあるか。[U]そんな議論は[/U]、聞いたこともない。                         (養老孟司「死体の市民権」)問:「そんな議論」とは、何についての議論か 1. 死体を分けること 2. 子供を分けること 3. 遺族を分けること 4. 家族を分けること 正解:1

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