2007年5月30日水曜日
20070530読もう6
突然の事故で父がなくなった。何の心の準備もなく訪れた死であったため、長男の私は父のやり残した仕事の整理に大変な時間と労力を費やした。父が母と私達三兄弟に遺したものは、今後も母と私の家族が共に住むこの古い家と狭い土地、それに母の老後の生活費にも満たない僅かばかりの貯金だけであることが分かって間もないある日、二人の弟たちが揃ってやって来て、土地と家を母と私が継ぐ代わり、貯金の方は自分たち二人で使いたいと言った。今後の母の生活費一切は私が引き受けるとは言え、私には母に十分な小遣いを渡せる余裕などない。母が乏しい家計をやり繰りして父と二人の老後のために残してきたささやかな蓄え位、そっくり母に自由に使ってもらおうとは考えないのだろうか。[U]こんな悲しいこと[/U]はない。*とは言え:とは言っても ささやかな:少しの 蓄え:貯金 問:「こんな悲しいこと」とはどんなことか。 1. 父が急に死んでしまったこと。 2. 父が母と自分たち兄弟にこれといった遺産を残してくれなかったこと。 3. 弟たちが自分に今後母の生活費用一切を引き受けるように言ったこと。 4. 弟たちに母に対する思いやりがないこと。 正解:4
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